暇な人ほど「自己肯定感」が低くなるワケ

  

 近年、なにかと言われている「自己肯定感」。特にSNS等の発達は、現代人の自己肯定感に良くも悪くも影響を与えている。

 では、どのような人ほど自己肯定感が低くなるか、考えたことはあるだろうか。低くなるきっかけは人様々ではあるだろうが、わたしはその中の一つに"暇な人"が挙げられると考える。

 以下、そう考える理由だ。

①何をするにも行動が遅い

1つ目は、「何をするにも行動が遅い」である。

 暇ということは、生活行動のどれをするにしても、1日の中のどのタイミングでしても余裕がある、ということだ。つまりその行動を起こすまで、ダラダラ過ごせる魔の時間ができる。そのダラダラした時間が好きという人もいるだろうが、無駄とも捉えられる時間を過ごしたことで、罪悪感が生まれる人もいる。

 たとえば、「今夜はお風呂に入ってすぐ寝て、明日は早起きして1日を有意義に過ごそう!」と決心したとする。しかし、いざお風呂に入るとなると面倒になり、なんとなくSNSを眺めてしまう。気づけば2、3時間経ってしまっており、目標を達成することが難しくなってしまった。この時、「自分で決めたことを守れないなんて、わたしはダメなやつだ…」と罪悪感に苛まれる。

 これが積み重なると、自分に対しての期待や自信が喪失し、自己肯定感が下がるきっかけになりかねない。

②目標がない人が多い。

 2つ目は、「目標がないから」である。その理由は、常に目標がある人は、自己肯定感が下がっている暇なんてないからである。

 大学受験を例にする。自分のどうしても行きたい大学に進学するため、血、汗、涙を流しながらも、毎日猛勉強していたとする。しかし、すぐに結果が出るとも限らず成績がなかなか伸びない。そうなれば、模試の結果に対して「もしかしたら、行きたい大学に受からないかも…」と落ち込んでしまうだろう。しかし、そう悩んでいる間にもライバルは勉強して自分との差をつけており、落ち込んでる暇などないくらい大学受験は厳しいのだ。落ち込むのはその結果を見た時だけにして、すぐに自分の欠点をカバーするために勉強した方がよい。

 このように、自分の目標を達成するために動く人は、いちいち自分のことで落ち込む暇はないのである。

③SNSを見る時間がある。

 3つ目は「SNSを見る時間がある」である。

 instagramを見れば、可愛い、かっこいい人たちが、自分たちの日常を写真で投稿している。当然、ほとんどの人がキラキラした部分を載せるだろうが、どうしても今の自分の生活と比較してしまうことになってしまう。「この人たちはこんなに楽しそうな生活を送っているのに、わたしは…」と自分の生活とのギャップに落ち込んでしまうのだ。

 以上が、暇な人ほど自己肯定感が低くなる理由だと考える。逆に言えば、これらの行動と真逆のことをすれば、少しでも自分を肯定してあげられる力が身につくはずである。

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